ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

カルビーのシーチキンマヨ味と桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油味を食べる

  

カルビーのシーチキンマヨ味を食べる

今回はカルビーの「シーチキンマヨ味」と「桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油味」である。それぞれはごろもフーズ桃屋とのコラボ商品だ。

 

www.calbee.co.jp

 

www.calbee.co.jp

 

まずは、シーチキンマヨ味(以下ツナマヨ)である。

 

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このツナマヨの再現度がとんでもなくすごい。完全なる再現度。

まず開封した時点でコンビニおにぎりのツナマヨを開けたときとまったく同じ香りがする。食べても完全にツナマヨカルビーは数多くの力作を世に送り出してきたが、これほどまで完璧に再現されたものを私は知らない。ツナマヨは再現しやすいフレーバーなのかもしれないが、よくぞここまで完璧に再現したものである。完璧すぎてポテチを食べているという感覚さえ失ってしまう。

 

ツナマヨ再現においてマヨネーズは欠かせないわけだが、原材料はマヨネーズ風味パウダーとある。マヨネーズ「風味」パウダーとはこれはなんぞ?マヨネーズパウダーではないのだ。なんか面白い。だってマヨネーズは高価なものではないし、これまで数多くのパウダーやエキスパウダーを使ってきたカルビーからすればマヨネーズパウダーくらい簡単に見つけるか、なければ作れそうな気がするのだから。風味ではなくマヨネーズをパウダーにしなかった、もしくはできなかった理由はあるのだろうか。ポテトチップスのフレーバーの錬金術の世界は奥が深い。

 

カルビー桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油味を食べる

さて、次は桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油味(以下、ラー油味)である。 

 ラー油のほうも美味しい。けっこう美味しい。

 

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が、ほぼほぼカラムーチョなのである。

 

ちょっと薄味のカラムーチョ。

 

目を閉じて食べたら確実に間違える。芸能人格付けチェックで是非ともGACKTに試してほしい。ああ、でも比べたらわかるかも。要するに味が濃いほうを選ぶか薄いほうを選ぶか。味の濃さは違うから、食べ比べれば別物だとはわかるだろう。単体で、カラムーチョだよって言われたら、少し味が薄い気もするけど、まあこんな感じと言われればこんな感じだったよな、と信じてしまうはずだ。それほどまでに似ている。だから美味しいと言えば美味しい。カラムーチョが美味しいのだからそれに似た商品も美味いには違いないのだ。

 

これほど味が似通ってしまったのは、やはり原材料の共通性だろう。桃屋のオフィシャルウェブサイトには、「香ばしいフライドガーリックとフライドオニオンの食感と旨みが活きています。機械任せにせず、毎回人の手で丁寧に揚げたフライドガーリックとフライドオニオンをたっぷりと使用しています」とある*1。すなわち、桃屋のラー油の美味しさの決め手は、フライドガーリックとフライドオニオンである。

 

他方、カラムーチョの原材料には、オニオンとガーリックパウダーが入っている。唐辛子を除けば、そのほかの原材料は食塩とか粉糖などだから、カラムーチョの美味しさにもオニオンとガーリックパウダーが大きな役割を果たしているのだ*2

 

辛味+オニオン+ガーリック。これは似てしまいますわな。

 

 

ラー油味を食べて、エイプリルフール的なシャレでポテチメーカー各社が他社のフレーバーを出してみたら面白いかもって思った。カルビー湖池屋の、湖池屋は山芳の、山芳はカルビーの、のように。カルビーがカラムーチョ味、湖池屋わさビーフ味、山芳がコンソメパンチ味。

それぞれの代表的なフレーバーはなんだろうって考えると、湖池屋のり塩かカラムーチョ、山芳はわさビーフで決まり。意外に難しいのはカルビーか。カルビーといえばうすしお味だと思っているし、私が自分の人生において最も食べたポテチは間違いなくカルビーうすしお。今でもカルビーうすしおは私が最も大好きなポテチの一つだ。美味しいポテチは数あれど、結局戻ってくるのは王道の味。

でも、代表的なフレーバーとすれば、カルビーのポテチ初のヒット作であるコンソメパンチか。まったく作っていないわけでもないけれど、山芳は塩味やのり塩味、コンソメ味といったどこのメーカーも出している定番フレーバーをつくっていないエッジが効いた会社だ。その会社に三大定番フレーバーの一つであるコンソメを作らせるのはそれはそれでセンセーショナルなことだろう。

 

三大ポテチメーカーのシャッフル企画いいんじゃない??

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。 

 

 

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ヤマザキビスケットのアツギリ贅沢ポテトしお味を食べる

 

今回はヤマザキビスケットの「アツギリ贅沢ポテトしお味」を食べた。

 

www.yamazaki-biscuits.co.jp

 

ヤマザキビスケットといえば「チップスター」。一般的な感覚からすればチップスターはポテチなんだが、チップスターのようなポテチは統計上は成型ポテト(ファブリケートポテト)という違うジャンルに分類されることもある。成型ポテトとはジャガイモを粉末にして味付けし、それを型に入れて揚げて造られるポテチを指す。ジャガイモをスライスして揚げる通常のポテチとは作り方が違うのである。成型だから同じ形にできるというメリットがある。

 

我が国を代表する成型ポテトといえば「チップスター」。舶来勢なら「プリングルズ」。そして、実は「じゃがりこ」や「サッポロポテト」、「おっとっと」もジャンル的には成型ポテトなのだ。分類は統計によって変わりうるが、見た目はチップスタープリングルズもポテチっぽいのに分類的には別。見た目も名前もカニなのに、生物学的な分類上はヤドカリの仲間、というタラバガニみたいなものか。タラバガニがカニだろうがヤドカリだろうがわれわれ一般人にとって美味しければどちらでもいいのと同様に、統計的な分類がなんであれ美味しければチップスターがポテチだろうが成型ポテトだろうがどっちでもいい話ではある。

 

とはいえ、ヤマザキビスケットといえばチップスターである。それゆえ、ヤマザキビスケットのポテチ(実際はポテチではなく成型ポテトだが)を食べる、といえばそれはイコール、チップスターを食べるということであり、ピロータイプの袋を開封してヤマザキビスケットのポテチを食べることはまずない。

そんなヤマザキビスケットのポテチの中でも比較的コンビニやスーパーで目にするのが、このアツギリ贅沢ポテトだろう。デザインもシックでおしゃれ。ブルーのプレートにポテチが映える。このデザインは美しいなぁ。ブルーが差し色として効いている。

 

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パッケージの裏面には、

フランス産岩塩を使用し、隠し味にマッシュルームエキスの旨みを加えました

とある。マッシュルームエキスとはまた意外な組み合わせではないか。

どんな味になるのだろうかと胸を期待で膨らませて、実食。

 

おお、塩味なんだけど、単なる塩味じゃなくて、なんというか塩味+コンソメ味というか、控えめなんだけどなかなか個性的な味ではないか。これはなかなかに美味しいぞ。

原材料名を見れば、マッシュルームエキスパウダーに加えてチキンブイヨンパウダーが入っている。おそらくこれらが私がコンソメっぽいと感じる風味を加えているのだろう。はじめは塩味だと思って食べているんだけど、マッシュルームとチキンブイヨンを意識し始めるとやがてこれがコンソメ味であるかのように錯覚してくる。ただし、本家のコンソメ味ほどその成分が強いわけではない。でも、マッシュルームとチキンブイヨンが存在することで、単なる塩味とは確実に違う仕上がりになっている。厚切りだから噛み締めていくうちにジャガイモの味が顔をのぞかせるのもいい。

 

この組み合わせ考えた人、すごいと思う。塩味にマッシュルームとチキンブイヨンもってくるかー。普通の塩味と違うとはいえ、両者が脇役的な立ち位置を守っているから、コンソメ味にはなっていない。絶妙なバランスだ。コンビニで見かけてもカルビー湖池屋や山芳を優先することが多かったけど、これは十分スタメンを張れる美味しさだ。

 

ヤマザキビスケットのポテチってあんまりないんだよね。チップスターがあるから別にそれでもいいし、チップスターもたしかに美味しいんだけど、これだけ美味しいのを作れるんだったらもっともっとポテチを出して欲しいとも思ってしまうのである。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

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湖池屋プライドポテトの芳醇重ね茶塩味を食べる

湖池屋プライドポテトの芳醇重ね茶塩味を食べた。

袋を開けた時点でほのかに漂うお茶の香り。天ぷらを抹茶塩で食べたようなフレーバーだ。湖池屋プライドポテトの食感の天ぷら感が最近とみに増したように思う。見た目もなんというか、気泡みたいな空気感がある。このさくっと感はどうやって出しているんだろう。原材料にある米粉か?

もともとプライドポテトは普通のポテチと一線を画したポテチを目指したものだったわけだが、特に和風のフレーバーだと天ぷらっぽいなって感じることが増えてきた。ポテチというよりもプライドポテトという独自のジャンルを構築しつつある。プライドポテトを食べているとポテチを食べてるって感じなくなってきたな、そういえば。もちろんいい意味で。

 

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天ぷらっぽいというのは、湖池屋のポテチ作りの歴史を顧みればなんら不思議なことではない。湖池屋は日本の老舗ポテチメーカーだが、ポテチ作りを始めた頃、天ぷらを参考にして美味しいポテチを作れるよう努力していたというのだ。だから、湖池屋がポテチのクオリティをさらに進化させたいと思ったとき、天ぷらを目指す、というのは同社の歴史からすれば至極当然のゴール設定だといえる。

 

それから(CIロゴ変更の際に:引用者注)意識したのは、創業者に学べ、創業の原点に学べということ、どういう気持ちで最初、ポテトチップスを作ったのかといえば、実は天ぷらだったのです。天ぷらをカラッと揚げるように、じゃがいもの素材がジューシで、かつ旨味を損なわないうちに揚げ切るんだと。そこからポテトチップスが始まったということを聞いて、その継承技術をいまの時代、あるいは未来に向けてどうやったら活かせるかなと、そんな発想をしてきました*1

 

さて、茶塩味、ほんのりとわさびのような風味も感じる。原材料名にはわさびとは明記されていないが、香辛料の中に含まれているのかもしれない。和のポテチ、ここに極まれり。

 

米国生まれのポテチは、日本でも根付いた。根付いた、というよりも本国以上に発展しているように思う。すべてのスナック菓子の販売額のうち3割以上を占めるのがポテチだ*2。さらにいえば、こんなに短期間に新しいフレーバーが開発されるのは日本くらいだ。商品企画はどう工夫しているんだろう。次から次に新しい、それでいて売れるフレーバーを考えるなんて相当の難題だ。やりがいもあろうが、苦労も多いに違いない。どんな味でもいいってわけにはいかないのだから。「鼻くそ味」なんておとぎ話の世界だからこそ許されるのであって、現実の世界でそんなものを作ったら売れないばかりか炎上必至だ(と思ったら、なんと百味ビーンズは実在するではないか!無理して食べたいとは思わないが、再現度の感想は聞きたい)。

 

 

で、最近のプライドポテトを見てるとポテチの和風化を極めようとしているように思う。プライドポテトは完全に日本のポテチだ。海外でこんな食感のポテチはない。発売当初から美味しかったプライドポテトの進化がすごいことになっている。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

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*1:佐藤章「これからは『第3の創業期』鍵は日本的な世界観の再構築」『Monthly BOSS』2017年12月号、10頁。

*2:富士経済『2016年食品マーケティング便覧No.1』155頁。

カルビー堅あげポテトの枝豆にんにく味を食べる

 

ずいぶんとニッチな味にしたものである。枝豆にんにくって。春が旬なのかな、と思ってネットで検索したら、枝豆の旬は6〜8月の夏だという。ビールのおつまみという印象の強い枝豆だが、実際ビールが一番美味しい夏が旬なわけで、なるほどどうりでビールとの相性がいいわけだ。

和食や健康食ブームの波に乗って、最近では海外でもよく見かける。アメリカのスーパーで売っているし、和食レストランであればほぼ確実に枝豆がメニューにある。ラーメン店にだってある。美味しくて食べやすい、そのうえ健康にいいとは、なんてパーフェクトな食べ物なんだ、枝豆って。

 

と、枝豆のパーフェクトさは認めつつ、ポテチとのフレーバーとしてはどうなんだろうか。そもそも枝豆にんにくってあまり聞いたことがない。最近の居酒屋では定番なのだろうか。枝豆+にんにくなんだから不味くなるはずはないし、それどころかめっちゃビールが進みそうだ。そうなんだけどね。そのポテンシャルは認めるんだけど、ずいぶんとニッチなフレーバーに挑戦したんだなぁ、と思う。なんか地味に聞こえるし。はたして消費者にアピールする組み合わせなのか?

 

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食べてみると、ああ、なるほどー、という味がする。封を開けた段階でほのかに枝豆の香りが漂う。にんにく風味が先にはくるもののそれほど強くはない。豆の素朴な味がする。にんにく枝豆を食べたことはないが、きっとこんな味なんだろう、と想像することができる、そんな仕上がりになっている。よくこんなニッチな味を開発したものだ。感心。でも、えだ豆にんにく味って知っているから再現度がわかるが、知らずに目隠しされたら味を当てられる自信はないなぁ。

 

さて、カルビーはどんな組み合わせでえだ豆にんにくを再現したのだろうか。原材料名を見てみよう。

 

じゃがいも、パーム油、米油、きな粉(大豆)、食塩、コーンスターチ、ガーリックパウダー、にんにく調味料、たん白加水分解液、粉末しょうゆ、ごま油、発酵調味料、えだ豆パウダー、調味料(アミノ酸等)、香料、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンC)

 

きな粉が入っているのか。えだ豆パウダーは入っているだろうとは思っていたが、きな粉とは恐れ入った。油はパーム油と米油の併用か。カルビーのポテチで米油はあまり見かけない。使っているのは知っていたが、パッケージで米油が載っているのを実際に見たことはなかった。米油のほうが口当たりが軽くなるが、米油の使用は味の再現のためか。それとも調達上の理由だろうか。

 

米油がポテチの仕上がりに与えた影響はわからなかったが、味は確かにえだ豆にんにくだった。再現度は高い。しかし、中毒度はいまひとつかな。

 

食べ終わって改めて思うのは、なぜこのフレーバーに挑戦しようと思ったのか。最近のフレーバー開発サイクルはとても速い。コンビニやスーパーに行けば次から次へと新たなフレーバーが投入されて、棚を埋め尽くしている。

恩恵を享受しておいてこんなこと言うのもよくないけれど、こんなに次から次へと新たな味を生み出さないとならんのだろうか。昔はこんなに次から次へと新フレーバーは投入されていなかったよな。過剰サービスにも思えるが、背景をたどればメーカー側が仕掛けている、というよりは消費者や小売の側からの要求なのかもしれない。コンビニって自分ん家の冷蔵庫のように日常的に使うから、いつもいつも同じ商品しか棚にないとお客さんに飽きられてしまうのかもしれないし、良くも悪くも日本人って努力やこだわりが好きだから、少しでも何かしらカイゼンしたり変えていかないと気が済まない人種なのかもしれないし、なんかもっと違う要因があるのかもしれないし。

 

枝豆にんにく味ももちろん美味しいんだけど、ここまでニッチなフレーバーを開発せにゃならんものなのか。これは本当に世に問いたい味だったのか。それとも加速する新フレーバー投入サイクルの中、むりやりひねり出されたフレーバーなのか。カルビーの開発陣はどのような経路をたどってこのフレーバーを開発しようという思いに至ったのか。話を聞いてみたい。ポテチぽりぽり食べながら、ふとそんなことを考えてしまうのであった。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。 

 

ちなみにポテチ入門書を書いたので、ご関心のある方は是非。

表紙とかもっとこだわるべきだったのでしょうが、ポテチについて最も体系的に整理された本だと自負しています(Kindle Unlimitedならタダです)。

 

 

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湖池屋のポテトの素顔を食べる

ちょっと前のことになるが、湖池屋の「ポテトの素顔」を食べた。事もあろうに塩味さえついていない、Nakedタイプのポテチ。

ある漫画がポテチをジャガイモ、油、粉が織りなす総合芸術と評したが、であるなら、ポテトの素顔はその一角を占める粉を使わない、ポテチの存在意義さえ否定しかねない異端児だ。キリストは父、子、精霊の三位一体だが、ポテチの粉に相当するのはこのうちのどれだろう?精霊が最も非日常的な存在だろうから、精霊に相当するのは、やっぱり粉か。

精霊=粉、粉=精霊とすると、ポテチから粉を剥奪するということは、キリストから精霊を抜いて父と子だけの二位一体にしてしまうに匹敵する暴挙なのである。

 

↑ある漫画とはこれ。 

 

 

二位一体ポテチに私は懐疑的である。

 

だって、粉があるからポテチなんじゃないか。添加物が健康至上主義者たちによって法難のごとき迫害を受けていることは無論知っているし、ポテチloveの私とて粉の食い過ぎはよくないとは思う。が、ポテチから粉を抜いたら一体何が残るのか。いや、ジャガイモは残る。油も残る。でもやっぱ物足りなくありませんか?

 

と、ひとしきり不満をぶちまけてみたものの、これはどうやら私の誤解もあるようで、実のところ湖池屋さんは健康をうたい文句にしていない。

 

近年、様々な分野において顧客ニーズの多様化が進行していると言われておりますが、ポテトチップスにおいても「自分好みの塩加減にしたい」、「アレンジをしてみたい」などのセルフカスタマイズに対するご要望をいただくようになりました。

1962年の「湖池屋ポテトチップス のり塩」発売以来、日本産じゃがいも100%にこだわり、55年間以上に亘ってポテトチップスを作り続けてきましたが、このようなお客様のニーズの変化の兆しを捉え、ポテトチップスの老舗として何ができるのかを検討した結果、原材料:じゃがいも・植物油のみのポテトチップスを数量限定で商品化することにしました。じゃがいもを植物油で揚げ、あえて味付けせずにじゃがいもだけで作るポテトチップスが完成しました。何も隠すところのない、ありのままの素顔のポテトチップスの味わいをぜひ、この機会にお試しください。

 

koikeya.co.jp

 

そう、湖池屋さんは、「ポテトチップスにおいても「自分好みの塩加減にしたい」、「アレンジをしてみたい」などのセルフカスタマイズに対するご要望をいただくようになりました」として、その要望に応えるために「ポテトの素顔」を作ったというのだ。そんなにセルフカスタマイズの要望があるとは知らなかったが、べつに健康至上主義者の軍門に降ったわけではなかった。一安心である。

  

さて、散々ぶつくさ言ってきたが、いざ開封し、いざ食べてみると、案外ありなんじゃない?!というお味。

 

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あれ、意外に美味いかも、というか、ジャガイモと油だけでもけっこう美味しくなるのね、という発見というか。

袋を開けたときも唯一ジャガイモの香りだけがする。ポテチというより、スライスされた揚げジャガイモと形容したほうがいいかもしれない。事実ポテチはスライスされたジャガイモを揚げたものなんだから、そう思って当然なのだが、ポテチという名詞が与えられている以上、スライス揚げジャガイモwith粉は、ポテチという名称の食べ物であって、断じて単なるthinly sliced and fried potatoesではない。

他方で、ポテトの素顔はそうしたハイカラさはなくて、子供のおやつなり晩御飯の一品としてジャガイモをスライスして揚げてみました、とも言うべき、なんというか家庭の手作りおやつ的な素朴さなのだ。

 

普通の湖池屋ポテチよりもしっかり揚げられている気がする。少し焦げみのある香ばしさが強いのだ。だからより一層家庭的な素朴さを感じるのだろう。自宅で手作りで作ってみたら、ちょっと焦げちゃった、てへっ、みたいな。揚げ方は他の湖池屋ポテチと同じかのかもしれないが、味がついていないぶん、はっきりと香ばしさを感じられる。Nakedポテチもまんざら悪くないじゃんか。

 

でも、まぁ、一袋全部食べ切る頃には少し飽きるかな。食べ切りにするなら一袋30〜40グラムで十分だ。それも無理はなかろう。湖池屋さんのうたい文句のとおりなら、ポテトの素顔はセルフカスタマイズを想定した商品であり、であれば、単品で完食することは想定されていないのだから。

単品で完食するとなれば、飛行機で供されるおやつでもいいんじゃないだろうか。飛行機に乗るとあられとかプレッツェルをもらえる。油で揚げると酸化問題が発生するし、ポテチは健康面から敬遠する人もいるけど、単純に味や食べ応え感なら機内おやつに向いていると思った。でも、これはポテチloveの私だからこその感想かな。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

ちなみにポテチ入門書を書いたので、ご関心のある方は是非。

表紙とかもっとこだわるべきだったのでしょうが、ポテチについて最も体系的に整理された本だと自負しています(Kindle Unlimitedならタダです)。

 

 

 

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もちやのポテトチップを食べる

ナチュラルローソンで「もちやのポテトチップ」を見つけた。

 

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白地に赤い円、すなわち日の丸を背景に「もちやのポテトチップ オイシイ塩アジ」と白抜き文字で書かれている。シンプルなパッケージがおしゃれ。無印良品的なシンプルな美。ポテチのパッケージってわりにカラフルだからかえって目立つ。それも狙ってこのデザインにしたのかな?

 赤い円の下に「JAPANESE POTATO CHIP」とある。日本を代表しようだなんてなかなか剛胆ではないか。チップ(ス)、CHIP(S)と複数形しないのはなぜかわからないが、それはそれで逆に日本っぽいといえなくもない。

 

しかし、何より「もちや」のポテチとはこれいかに。

コメチップスならわからんでもないが、原材料は、じゃがいも、植物油脂、うるち米(米国産)、岩塩とある。破砕してじゃがいもと混ぜて揚げるのだろうか。

おもしろそう。これは買わずにはいられない。フラ印のカイソルト味がすでに入れられた買い物かごにもちやのポテトチップが投入された。

 

開封すると、分厚めのチップスがお出まし。堅あげポテチのようでもあるが、どちらかといえば中華料理や居酒屋で出てくるえびせんといったほうがしっくりくるか。通常のポテチとは一線を画する見た目である。

 

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そんでもって食べてみると、これがなかなか美味しいのだ。

これいいじゃん。

食感はやはりえびせんに近い。

 

堅あげポテチほどの硬度はない。えびせんよりは硬いんだけど、どちらにより近いか、といえばえびせんに近い。でも、じゃがいもが入っているからだろうか、えびせんよりもだいぶ食べ応えがある。じゃがいもwithコメ、これは腹にたまらないわけはない。アメリカだとポテチは主食的に料理に添えられていることもあるが、もちやのポテチのほうがその役割をしっかり果たしそうだ。

塩味がきりっと効いている。しょっぱいと感じる人もいるだろうし、自分も後で喉が乾くかもしれないとは思ったが、この切れ味のいい塩の塩梅は好きだ。

40グラムという内容量もいい。ちょっとつまみたい、でも通常のコンビニサイズ(85グラム)のポテチを食べるほどではない、というときは特に。いや、コンビニサイズを買ったって一度に全部食べなければいい話なんだが、やっぱり美味しくてついつい手が伸びちゃって、あっという間に完食って感じになっちゃうから、だったら40グラム食べきりサイズのほうが私のような食べ過ぎちゃう系の大人にはちょうどいい。

 

このポテチを作ったのは、「株式会社三真」さんと「株式会社もちや」さん。

三真ウェブサイトのトップページがかわいい。いろんな種類の柿の種がならんでて。トップページが示す通り、米菓の製造販売を生業とする会社。ウェブサイトをみると、「しっとりハムカツせんべい」とか「牛スジカレー」とか、興味をそそるラインナップが揃う。遊び心ある会社なのかしらん。さながら米菓界の山芳か。オンラインショップで買えるのがうれしい。私はポテチだけが好きなのではない。あらゆるお菓子が好きである。甘いのもしょっぱいのも、和風も洋風も。だから、早速注文した。ハムカツせんべいってどんな味なんだ?もちやのポテチよりもさらに予想できない味。

 

www.mochikoubou.jp

 

 

他方、もちやはコメ関連の食料品の製造販売で、もともとはその名の通りお餅の製造販売だったのだが、時代に合わせていろんなものを作るようになったようだ。こちらは実直さが伝わる堅いウェブサイトのつくり。近い業界でもいろんなタイプの会社があって、それがおもしろい。

 

www.mottie.co.jp

 

もちやのポテトチップは美味しかった。

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

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カルビーの堅あげポテト梅味を食べる

今日の東京は寒い。雪が降った昨日ほどじゃないにせよ、寒い。明日は小雪がちらつくかもしれないと天気予報が言う。先日アメリカに出張に行ったがそこでも雪に降られた。数年前に海外出張に行った時は平年以上の気温でコートが不要になるくらいの暖かさだったのに、最近は寒波に見舞われることが多い。雨男ならぬ雪男になったようだ。昨年夏の異常な暑さはさすがに勘弁願いたいが、基本的に寒いよりは暑いほうが好きである。早く暖かくなってほしい。

 

とはいえ、暦の上ではもう春。河津桜はもう咲き始めたというが、2月は梅の季節だ。梅の季節といえば、そう、梅味のポテチだ。

 

今回食べたのはカルビーの堅あげポテト「梅味」。紀州産梅100%使用。なお、農林水産省近畿農政局によると2017年の日本梅収穫量の62%は和歌山で取れたもの*1

 

 

http://www.maff.go.jp/kinki/toukei/toukeikikaku/yotei/attach/pdf/2017-35.pdf

 

 

南高梅」で有名な和歌山だけにさすがに生産量。私は長い間、南高梅は「なんこうばい」と読むのかと思っていたが、正式には「なんこううめ」と読む。この誤用、私だけではないだろう。実際、「なんこうばい」と呼ばれることもしばしばで、私のMacBookでは「なんこうばい」とタイプしてもちゃんと(?)「南高梅」と変換される。

 

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梅味のポテチは美味しくて、好きなフレーバーの一つだが、この堅あげポテト梅味も例に漏れず美味しい。しょっぱさと油を酸味が中和させる。堅あげポテトは分厚くて食べ応えがいいのだが、梅の酸味が重厚さに爽やかさをプラスさせている。

かつおぶしパウダーとかつおぶしエキスパウダーがいい味を出している。酸味ポテチの美味しさは日本人に限らず世界中の人々が認識するところで、「ソルト&ビネガー」は海外ポテチの定番フレーバーだが、酸味+旨味というのは日本のポテチならではだと思う。この梅味というか、かつお梅味が好きなんだよね。

 

かつお梅考えた人、ほんと天才だと思う。

 

ポテチをすっかり食べ終え、このブログを書いていて、かつお梅という単語をタイプしたら脳内にかつお梅が再生されて、口の中に唾液が滲み出てくる。「ソルト&ビネガー」ではこうはいかない。かつお梅、ないし梅干し、だからこそ体が反応するのだ。一度梅干しを食べたら、外国人でもこの反応が発生するのだろうか。

 

(堅あげポテト梅味の原材料は↓のとおり)

じゃがいも

植物油

コーンスターチ

梅肉パウダー

食塩

砂糖

還元水あめ

かつおぶしパウダー

酵母エキスパウダー

香味油

かつおぶしエキスパウダー

調味料(アミノ酸等)

酸味料

香料

甘味料(アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物)

ベニコウジ色素

酸化防止剤(ビタミンC)

 

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

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