ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

カルビーの夏ポテト対馬の浜御塩味を食べる

 

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カルビー夏ポテト浜御塩味を食べる

今日(7月23日)の天気は東京は曇りで風があった。そのためか少し涼しく感じられた。久しぶりに過ごしやすい日であったが、梅雨なのに雨は降らず、真夏日が続いている。他方、九州や東北はかなりの雨が降っているわけで、天候は人間の好都合にバランスよく働いてくれないことを痛感する。

 

新じゃがが収穫されるこの時期に期間限定で登場するのがカルビーの夏ポテトである。これを見ると夏だなぁと思う。「新じゃが」は夏の季語だが、「夏ポテト」ももはや俳句の季語として使ってもよいのではないだろうか?もっとも「夏」自体が季語だから、敢えて夏ポテトの5文字全部を季語にする必要はないのではあるが。

 

夏ポテト

味わい深い

塩の味 

 

5秒で作ったとはいえ、センスのかけらも感じられないどうでもよい一句である。気を取り直してポテチを食べよう。

 

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先日ポテリッチ絶品うま塩味を食べた感想をブログにした。そこにカルビーのしお味の比較表を載せて、いかにポテリッチが凝った作品かについて書いたのだが、同じカルビーでも夏ポテトのしお味は打って変わってシンプルな味付けである。

カルビーのホームページによれば夏の新じゃがを使っているとのことで、新じゃがの美味しさを際立たせる目的でシンプルな味付けにしているのだろう。

 

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↓私のブログはこちら。 

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こだわりの浜御塩

もっとも夏ポテトだけあって使われている塩はこだわりのものだ。対馬の浜御塩。何やらすごそうな塩だ。塩のくせに(?)大層に「御」と敬語のような字が使われている。

 

馴染みのないこの塩は株式会社白松さんが製造している。

 

浜御塩

 

白松さんのウェブサイトからこの塩の特徴を抜粋しよう。

 

◆「浜御塩」は、塩職人によるこだわりの海水平釜炊きのお塩です。

長崎県対馬の海岸は、壱岐対馬国定公園に認定され、天然の海藻が生い茂る清麗なる海水に恵まれています。「浜御塩」は、この対馬海流の海水を汲み上げ、濃縮・結晶化させて塩作りを行なっています。
まず最初に、汲み上げた海水を、逆浸透膜を利用した海水濃縮設備で濃度を上げます。次に天日と風の力を利用したネット噴霧式の海水濃縮設備で海水の濃度を上げていきます。さらに、塩職人が平釜で一昼夜煮つめながら塩の結晶化をさせます。結晶化した塩を絶妙のタイミングで、丁寧にざるに取り上げ、水分を切り、仕上げました。

◆しっとりしたタイプの粗塩で、和食全般にお薦めです。

旨味とかすかな甘味すら感じる「浜御塩」は、和食全般にお薦めです。特に、焼き魚、おにぎり、煮物、漬物などにお薦めです。

 

この白松さんだが、ウェブサイトを見ると他にも面白そうなお塩を作っている。「魔法のだし塩ドラゴンスパイス」なんてずいぶんイカすネーミングではないか。この塩でポテチを作って欲しい。いや、いっそ自分で作ろうか。どういうじゃがいもを使い、どういう厚みにして、どういう塩を使えば美味しいポテチが出来るのか。自分で作ってみたほうが、市販のポテチを食べるときの味覚も養われよう。ポテチ道を極めようと思えば自分で作るという行程を外すことはできまい。 そろそろ自分で作る頃合いだろうか。

 

 

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カルビーのポテリッチ絶品うま塩味を食べる

学べば学ぶほど何も知らないということが分かるようになる。何も知らないと分かるようになるほどもっと学びたくなるアインシュタイン

 

  

カルビーのポテリッチ絶品うま塩味を食べる

今回はカルビーのポテリッチ絶品うま塩味である。先日カルビーの味わいしお味を食べたところ、たくさんある塩味を食べ比べてみたくなったのである。

 

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www.calbee.co.jp

 

原材料名で判断すると、うすしおと比べて味わいしお味に足されたのはオニオンパウダーであった。ポテリッチ絶品うま塩味は名前からして塩味の頂点に君臨していそうだが、さて、原材料はどうなっているだろうか。

 

他の塩味との比較

通常のうすしおと夏ポテトの対馬の浜美塩味を含めた比較表が以下のものである。ポテリッチ絶品うま塩味は名前に恥じぬ圧倒的な原材料の投入である。こんなものポテチに混ぜるのかと若干の驚きを隠せないものも入っている。塩もフランス産岩塩だ。

ミルポワパウダーとはなんぞや、と思って調べてみれば、ミルポワとはフランス語でmirepoixと書き、スープやソースのベースとなる野菜を指すそうだ。素朴な疑問だが、野菜パウダーではだめなのだろうか?

 

うすしお 夏ポテト対馬の浜美塩味 味わいしお ポテリッチ絶品うま塩味
じゃがいも じゃがいも じゃがいも じゃがいも
植物油 植物油 植物油 植物油
食塩 食塩(対馬産浜美塩60%使用) 食塩(石垣の塩60%使用) 食塩(フランス産岩塩94%使用)
  コーンスターチ コーンスターチ コーンスターチ
こんぶエキスパウダー   こんぶエキスパウダー こんぶエキスパウダー
調味料(アミノ酸等) 調味量(アミノ産) 調味料(アミノ産等) 調味料(アミノ酸等)
デキストリン   デキストリン  
    オニオンパウダー オニオンパウダー
      たんぱく加水分解物(大豆・豚肉を含む)
      マッシュルームエキスパウダー(小麦を含む)
      酵母エキスパウダー
      白ワインパウダー
      ミルポワパウダー
      チキンエキスパウダー
      粉末オリーブオイル
      魚醤パウダー
      バターパウダー
      香料
      酸味料

 

調合師に敬意を

先日のブログにも書いたのだが、私のようなポテチ愛好家はこの原材料名のオンパレードを見ると調合の苦労に思いを馳せてしまう。よくこんな配合考えついたなぁ、と。 

 

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新商品は名称が先に決まるのか?それとも配合が決まった後にそれに相応しい名前が決まるのか?最終的な名前の決定は最後の最後だろうが、味の方向性が定まっていなければ、配合が向かうべきゴール地点がわからないから、おおまかな味のイメージが最初に決められるのだろう。そうでなければ、ある時点の配合が上手くいっているのか、それともダメなのか判断が出来なくなってしまう。

 

さて、で、その味なのだが、なるほど、これはただの塩味ではない。原材料名を先に見たことによって惑わされているのかもしれないが、リッチというか複雑な味わいである。魚醤パウダーが入っていると聞かされれば、口の中で魚醤パウダーの面影を探してしまうが、この複雑な配合の中から魚醤パウダーを探し出すのはほぼ不可能であるし、ここまで凝ったものになると、もはやこれを塩味の範疇に入れていいのか悩んでしまう。

 

この配合にたどり着くために何度試作品が作られ、そして試食会が重ねられたのだろうか。いきなり魚醤パウダーは混ぜまい。混ぜていたとしたらその調合師は天才といえようが、さすがにいかなる天才であってもいきなり塩味ポテチを作るために魚醤は入れないだろう。たかが塩味といえど奥が深い。さらなる探求が必要と決意を新たにしたのである。 

 

 

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カルビー味わいしお味を食べる

和魂洋才(四字熟語、日本古来の精神を大切にしつつ、西洋からの優れた学問・知識・技術などを摂取・活用し、両者を調和・発展させていくという意味*1

 

 

カルビーの味わいしお味

今回はカルビーの味わいしお味である。コンビニでは見かけないから、スーパー限定の商品かもしれない。

 

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味わいしおと言う以上、通常のうすしおとは何かが違うのだろう。味わいしおの「味わい」は何によって構成されているのか?

原材料名から察するにオニオンパウダーとこんぶエキスパウダーと思われる。ただ、通常のうすしお味にもこんぶエキスパウダーは入っているから、パウダーの量に違いはあるかもしれないが、純粋に原材料名だけで比較すると、オニオンパウダーのみが追加されたといえる。ということで味としては、味わいしおはうすしお+オニオンパウダー味ということになる。

 

まぁ、意識しなければ素通りしてしまう程度の違いであり、味わいしおというよりは塩味と理解していただいて問題ない気はする。もっともこの商品を買う人がそこまで「味わい」部分にこだわるとも思えないが。私自身もそうだが、塩味と理解して食べている。よもや「味わい」が感じられないといってカルビーに苦情を入れる人はいるまい。

 

多様なしお味の存在に思う 

ひとえにカルビーの塩味といっても様々なバリエーションがある。加えてコンビニ限定のものもあれば、スーパーだけにしかないものもある。一つの商品を大量生産したほうが単位当たりの生産単価が下がるから、それだけ効率的にポテチ生産が可能となる。

全く異なる味を取り揃えるのはわかるのだが、この程度の微妙な味の違い(厚みの違いはあるものの)を分けるのはかなり大変なのではないだろうか?そこまで分けるほど消費者のニーズって分かれているものなのだろうか?それか、味を分けるコストはかなり小さいため、たくさんの味を作ることに躊躇う必要がないのか。海外のポテチも味のバリエーションはあるものの、ひとつのメーカーが塩だけで何種類みたいなことはないと思うのだ。興味深い現象だと思う。

 

これをオーバースペックと捉えるか、日本の食産業の発展と捉えるかは人それぞれであろうが、私のようなポテチ愛好家からすればもちろんこれは大歓迎だ。むしろ、あまりに種類が多すぎてまったく食べるのが追いついていない。

 

ラーメンの起源は中華料理にあるが、今では国民食といってもよいくらい、日本に根付き独自の進化を遂げている。今日のランチは銀座にある酒粕ラーメンを食べたが、酒粕が見事に和風ラーメンへと昇華されていて、ラーメンでも中華そばでもない、新たな和食の領域を経験しているようであった。日本のラーメン文化の奥深さにただただ感嘆する。

 

銀座 風見

食べログ 銀座 風見

 

ポテチも同じようなものだ。これほどの多様な味と新商品投入頻度の速さはポテチ発祥のイギリスやアメリカを優に上回る。

なぜにポテチはこれほどまでに日本に根付いたのだろうか?ラーメンはまだわかる。もともとうどんや蕎麦といった麺文化は日本にもあった。しかし、じゃがいもが日本に伝播・普及したのは戦国時代や江戸時代の頃である。特段長い歴史があるわけでもない。和菓子のような品もなければ、洋菓子のような華やかさもない。

 

それを言えば、じゃがいもは南米原産であって、欧米文化にもともとあった食材ではなく、嫌われていた時代さえあった。だが、南米に進出したスペイン人はじゃがいもの味を絶賛した。じゃがいもが持つ美味しさが万国共通にじゃがいも料理の発達につながったのだ。肉じゃがなんて、もう和食の定番中の定番なのだから。じゃがいもの魅力、それがポテチ普及の欠かせない要素なのだろう。

 

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カルビーの堅あげポテトうすしお味を食べる

 

豚に念仏、猫に経(何の意味もなさないたとえを表すことわざ)

 

 

カルビーの堅あげポテトうすしお味を食べる

今回はカルビーの堅あげポテトうすしお味である。文字通りぶ厚めの堅あげのポテチ。厚切りとは違いバリバリとした食感を楽しめる。噛み砕くという表現がぴったりだ。堅あげポテトはもはや定番だから敢えてその美味しさについてクドクド書く必要はあるまい。私はこの堅あげポテトが好きでよく買ってしまう。

 

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ポテチの起源

ところで堅あげポテトのパッケージの裏面にはポテチの歴史が書いてある。それによるとアメリカのサラトガにあるホテルに訪れたわがままな客の要望に応えたことがポテチのルーツとされる。客が薄くスライスして揚げるよう要望したのか、客の要望以上に薄くスライスして揚げたことがかえってウケたのかは微妙に違うところだが、サラトガのシェフであるジョージ・クラムの発明とする点は共通である。

 

ポテトチップス - Wikipedia

 

しかし、私が以前の記事に掲載したとおり、イギリスのテレグラフ紙はクラムの発明よりもさらに昔の19世紀前半にはすでにポテチが存在していたとする。要するに、ポテチの起源はイギリスにあり、とテレグラフ紙は主張したいのである。

 

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Dr William Kitchiner's early 19th century compendium The Cook's Oracle, enjoined readers to “peel large potatoes... cut them in shavings round and round, as you would peel a lemon; dry them well in a clean cloth, and fry them in lard or dripping.” Americans like to tell the tale of how chef George Crum invented potato chips as an angry response to a fussy diner and accidentally created a delicacy, but he wasn't born when Kitchiner's tome was published by the good folk at Robinson and Bent. As far as these things can ever be settled, the British got there first.

 

www.telegraph.co.uk

 

テレグラフ紙の記事が説明するように、英国のキッチナー氏が書いた「料理人の神託」という本にすでにポテチの作り方が書いてあった。それによると、ポテトを丸く薄切りにし、キレイな布の上で乾かし、ラードまたは肉の油で揚げて作るとされる。

 

ポテチの発祥をめぐる論争それ自体も興味深いが、テレグラフ紙の記事で面白いのは、19世紀のポテチはラードで揚げられていたということである。他方、今日のポテチはほぼすべてが植物油で揚げられている。簡単に検索した程度であるが、ラードで揚げたポテチを検索しても個人で作りましたという記事はあったが、日本のメーカーで作っているところはないようである。英語で「lard」と「potato chips」で検索すると少しヒットする。

 

残念ながらお店の名前は忘れてしまったが、以前ベルギービールのお店でラードで揚げたフライドポテトを食べたことがあった。ラードで揚げたフライドポテトはとてもコクがあって美味しかった。ということはポテチもラードで作ればさらに美味しく出来上がる可能性があるわけで、市販されていない以上、今度自らの手で作ってみようと思うのであった。豚への念仏は無意味であっても、豚つながりでもラードからはとても有意義なポテチを作ることができるであろう(冒頭のことわざと強引に結びつける。。。)。

 

 

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カルビーののりしお味と湖池屋ののり塩味を食べる

兄たり難く弟たり難し(ことわざ、力量がほぼ同じで、いずれかの優劣をつけがたいこと)

 

先日、菊水堂ののり味とカルビーののり塩パンチ味を食べ比べてみた。今日はカルビーの通常ののりしお味と湖池屋ののり塩味だ。

  

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列挙する順番が最後になってしまったが、のり塩といえば湖池屋であり、のり塩は湖池屋が生み出した傑作ポテチである。ハンバーガーで言うところのテリヤキバーガー的な存在だ。舶来の食べ物を完全に日本のものへと昇華させたのり塩は、テリヤキバーガーと並び偉大な発明と呼ぶにふさわしいものである。

 

今日、のり塩はポテチを代表する味となったわけで、カルビー湖池屋という二台巨頭がそろってこの味を世に送り出している。

 

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さて、早速この二つののり塩を食べ比べてみよう。それぞれを単独で食べたことは数え切れないほどあるが、同じタイミングで食べ比べたのは今回が初めてである。

 

味が濃いのは湖池屋、厚みも湖池屋のほうがあるように感じる。カルビーののりしおは口に入れるとパリッと軽妙にくだける感じだ。

二つを比べると湖池屋のほうが武骨な力強さがあり、カルビーのほうは都会的な軽やかさがある。以前から漠然と湖池屋のポテチのほうが厚みがあるな、と思っていたが、いざ二つを食べ比べてみると、自分の感覚が正しかったと再確認できた。

 

二つのポテチの原材料のうち、目立って違うのはカルビーにごま油が入っていることぐらいだろうか。湖池屋の香辛料は唐辛子であると思われる。

原材料を見ておきながら深く考えることなく食べたせいか、カルビーのごま油はわからなかった。今度食べるときはしっかり意識してみたい。

 

湖池屋のプライドポテトシリーズののり塩しかり、のり塩には唐辛子がスパイスとして加えられていることが多いようだ。のり塩は湖池屋が発明したわけだが、原材料に変遷はあるのだろうか?発売当初からいきなりのりと塩と唐辛子という黄金の組み合わせに辿り着いてしまっていたのだろうか。

 

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和食の専門家ならのりと唐辛子の組み合わせはもしかしたら当たり前なのかもしれないが、私のような素人からすれば、よくそんな組み合わせが思いついたなぁとひたすら感心してしまうのだ。

何ものり塩に限らない。様々なポテチを食べると、様々な材料によって味が構成されていることがわかる。様々なものが添加されている点がポテチの不健康性を象徴するものとして非難もされるわけだから、ポテチにとっては諸刃の剣ともいえるのではあるが。

 

作り手の苦労も知らず無責任なことを言えば、調合していろいろな味を創造するのは楽しいだろうなぁ、と思ってしまう。出来上がった味に賛否両論はあろうが、私はポテチの味を作り出すプロセスはとてもクリエイティブな仕事だと思う。

 

 

 

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菊水堂ののり味とカルビーののり塩パンチを食べる

幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いであるアリストテレス

 

 

菊水堂ののり味とカルビーののりしおパンチ味を食べる 

今回は菊水堂ののり味だ。しお味を買ったスーパーでのりしお味も売っていたので、あわせて購入しておいた。しお味の記事はこちら。

 

mtautumn.hateblo.jp

 

今回は食べ比べも兼ねてカルビーののり塩パンチ味と一緒に食べてみた。ちなみに私が無学すぎるのかもしれないが、のり塩パンチの「パンチ」は唐辛子味を指しているらしい。唐辛子がピリッとするのでパンチというわけだ。てっきり濃いめののり塩味のことだと思っていた。

 

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原材料名を比較してわかるとおり、菊水堂のポテチはかなりシンプルな味付けである。

 

食べ比べ 

さっそく食べ比べてみた。

結論から言えば菊水堂のポテチはしお味のほうがよい。というのも、先日のブログにも書いたとおり、菊水堂ポテチのすごさはじゃがいも感にある。袋を開けた瞬間からじゃがいもの甘い香りが立ち込め、食べてもじゃがいものしっとり感を感じられるほどで、これほどまでにポテチがじゃがいもを揚げたお菓子であることを思い出させてくれるものは他にない。

 

が、その点でのり味だとのりの風味が混ざってしまい、じゃがいも感が減殺されているように思えるのだ。封を開けたときの立ち上るじゃがいも感は薄まってしまったなぁ、と思うのである。

 

で、カルビーのり塩パンチであるが、菊水堂を食べた後だとかなりインパクトのある味に感じる。カルビー自身は唐辛子を加えることでよりのりの風味を引き立てると書いてあるが、むしろ食べ比べてわかるのはほたてパウダーの存在感だ。

 

菊水堂はのりと塩だけで勝負していて、味はかなりマイルドである。揚げ物でありながら油っこさを感じないのがまさに菊水堂の真骨頂なのだが、それだけにあっさりとした食感となる。一言で言うなら「素朴」なポテチである。

 

のりと塩はカルビーのポテチにも入っているから、食べ比べた場合は菊水堂に入っていなくて、カルビーに入っている原材料が際立ってくる。そのひとつがほたてパウダーなのである。

 

カルビーの普通ののり塩味にはほたてパウダーは入っていない。むしろ、パンチとの相違点のはずの唐辛子が普通ののり塩にも含まれている。食感はカルビーのほうが薄くてパリッとしている。個人的にはカルビーのポテチが数あるポテチの中で最もパリッとしていると思う。言うなればカルビーは「都会」的なポテチである。

 

一枚一枚でカルビーののりしおパンチと比較するとややパンチ力に欠ける菊水堂ののり味であるが、150グラムという同じ量を一気に食べ切ると仮定すると、菊水堂もなかなか負けていない。

先述のとおり、菊水堂のポテチはあっさりしていて油の重さを感じさせない。これはしお味も同様なのだが、それゆえに150グラムというポテチにしては多めの量を食べてもまだまだ食べれるという気分なのだ。

 

ラーメンに例えるなら、一口一口のインパクトは濃いめの魚介豚骨味が上回るが、一杯完食したときに毎日でも食べれるかもと思うのはあっさり醤油味だったりするようなものだ。菊水堂ののりしおもカルビーのり塩パンチも共にそれぞれの特徴があって美味い。こってりラーメンとあっさりラーメンのどっちかだけを選べないのと同様、菊水堂とカルビーのどちらかだけを選ぶなんてことはできないのであり、むしろ多様なポテチが切磋琢磨して、われわれポテチLoverがたくさんのポテチを選べることが無上の幸福なのである。人間存在の究極の目的は思いの外簡単に手に入る。

 

 

 

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菊水堂のポテトチップスしお味を食べる

私は偉大だ。そして美しいモハメド・アリ

 

 

菊水堂のポテトチップスしお味を食べる 

さて、今回は菊水堂のポテトチップスしお味である。菊水堂は言わずと知れたこだわりポテチの雄である。

 

kikusui-do.jp

 

基本的に通販でしか購入できないのだが、一部の店舗では店頭販売されている。私も偶然に職場近くのスーパーで見つけたのである。こだわった物を扱ってますよ的なオーラを漂わせているスーパーだから、菊水堂が販売を許可したとしても納得である。

 

www.fukushimaya.net

 

ポテチ男を名乗るならば、そろそろちゃんと菊水堂のポテチを食べる必要があろうと思っていたが、こんなかたちでご対面になるとは想像していなかった。

 

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実食である。結論から言おう。

 

美味すぎる。

 

話題になるだけはある。話題の商品に対してはどうしても期待値が高くなる。そして期待値が高くなればなるほど、満足を得るのが難しくなる。なぜなら満足度とは期待値と現実の評価との差であって、この差が大きければ大きいほど不満が高くなるからである。話題の商品だと期待値が著しく高くなるため、それだけ満足を得るのが難しくなってしまう。

 

が、菊水堂のポテチはいとも容易くそのハードルを超えてきた。というよりも、まったく想定してなかった方向から攻め込まれたといったほうが適切であろう。

それが具体的に何なのか、といえば、すなわちそれはじゃがいもの美味さである。

 

ポテチというのは袋を開けたときにまず油の香りが前面にくるものである。それは当然だ。ポテチとはじゃがいもを揚げた食べ物なのだから。

しかし、菊水堂ポテチの袋を開けたときにまず鼻を襲ったのは、じゃがいもの甘い香りであった。

 

食べてもじゃがいもの味がしっかりしている。 最近は塩のみで味付けし、じゃがいもの味の引き出していると謳うポテチも増えてきたが、菊水堂のポテチはその中でも群を抜いていると言えるだろう。

 

食感もほのかにじゃがいものしっとりさが残っているように感じた。

ポテチはじゃがいもを揚げた食べ物であることをわれわれはしばしば忘れてしまう。しかし、菊水堂の作品は、ポテチはじゃがいもで出来ていることを改めて思い出させてくれる。

 

偉大で美しいポテチ。脱帽。その一言に尽きる。

 

余談:ポテチのお供

ところで余談だが、私はアイスボックスを三ツ矢サイダーまたはキリンレモンで割って飲むのが大好きである。すでにまとめサイトでも広く宣伝されている割り方だが、本当に美味しくて、ポテチの最高のお供だと私は思っている。まだ試したことのない方は、早急に試していただきたい。それだけの価値がある割り方だと思う。

 

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matome.naver.jp

 

 

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