ポテチ男

ポテチのネタを中心としたブログです。

カルビーのあさりバター味を食べる

百家争鳴(自由に自説を発表し、活発に論争し合うこと)

 

今週のお題「おやつ」

 

 

じゃがいもの呼称

 じゃがいもの呼称がジャガタライモに由来すること、ジャガタライモの呼称が、現在のインドネシアの首都であるジャカルタの旧称ジャガタラに由来することはよく知られている。じゃがいもは南米原産の植物だが、日本には東南アジア経由で入ってきたから、ジャカルタのあるジャワ島からオランダ船によって運ばれてきた貨物にジャガタラの名前が冠されたわけである(下記書籍、p.13)。

 

海が運んだジャガイモの歴史

海が運んだジャガイモの歴史

 

 

今日ではじゃがいものほうが一般的だが、戦後間もない頃はジャガタライモも当たり前に使われていたらしい。

 

 一方で、馬鈴薯という呼称もある。この呼び方は江戸時代中期には広がっていたとのこと。小野蘭山という当時の本草学(中国古来の植物を中心とする薬物学)の権威が地中の子いもが馬の首に付ける鈴に似ていたから「馬鈴」としたらしい。だが、そのイモは「馬鈴薯の葉は樹によりて生ず。之を切りとれば形に大小ありて略ぼ鈴子の如し、色黒くして丸く味は苦甘なり」というもので、あまりじゃがいもっぽくはなく、当時も学者たちからこの名称には反対意見もあったようだが、権威ある学者が発議したとなると周りも黙って受け入れるしかなかったようだ(p.104)。

 

いつの時代も権威ある人の勘違い発言を訂正するのは並大抵のことではない。

 

じゃがいもを指す方言としては、オランダ語の「アールドアップル」(aardappel、地中のリンゴの意味)に由来する「アップラ」が宮城や福島で使用され、秋田では「アンブラ」と呼ばれる。長野では「オランダ商館長」や「船長」に由来したと思われる「カピタイモ」という方言があるそうだ。イモの呼称としてそれらの地域につながり現在まで使用されているのである(p.107)。

 

今度これらの地域に行った時に確かめてみたい。

 

ちなみにここまで引用してきたこの本の著者の田口氏は「ジャガタライモ=じゃがいも」説に疑問を呈している。すなわち、「ジャガタライモ=さつまいも」だったのではないかと。

というのも、江戸時代初期の書物に、琉球で購入したジャガタライモを甘味品として長崎の平戸松浦氏の殿様に献上したとの記録があるが、気温が高い琉球では当時はじゃがいもが育たないこと、甘味品として松浦の殿様に献上したとか、記録からはむしろじゃがいもというよりはさつまいもを連想させるというのがその根拠である(pp.25-26)。

 

当時は英語でもポテトはじゃがいもとさつまいもの両方を含んでいたようだし、今日ほど記録の厳密性を問われない時代ともあれば、伝承が正確に行われるとは限らない。実際にどの説が正しいかの検証は学者先生にお任せするより他ないが、もしジャガタライモが実はさつまいもだったとなれば、世紀の発見(?)となろうか。

 

 

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カルビーのあさりバター味を食べる

さて、今回はカルビーのあさりバター味を食べる。近所のイオン系列のスーパーで売っていた。他ではあまり見かけないし、カルビーのホームページにも紹介されていない(ちなみに2010年に発売されたときのニュースリリースはあった。そのときもコンビニ以外での発売だったようだ*1)。

 

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「四季ポテト」と銘打たれている。四季ポテトとは、

 

季節を感じる味わいの油切り製法ポテトチップス

 

とのことだ。油切り製法というだけあって、50グラムで241キロカロリー。通常のポテチよりもカロリーが抑えられているように思われる。

 

原材料名を見ると、あさりバターといいながら、ほたてエキスパウダーなんかも入っている。あさりだけ入れればいいってもんではないようだ。

 

味はけっこうガーリックが主張する。バターはガーリックの前にやや押され気味か。あさりはかなり注意深く探さないと見つからない。袋の匂いを嗅ぐと、魚介の香りがする。しかし、これはあさりというよりはほたてか??

 

でも、居酒屋であさりバターを頼んだら、確かにこんな味のが出てきそうな気もする。チェーン店のあさりバターの味と言えばよいだろうか。あさりの味はしないけど、居酒屋のあさりバターと言われれば、なかなかの再現度のような気もする、不思議なポテチであった。

 

 

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