アメポテ・ウェーブカット・サワークリームオニオン味を食べる
ポリビウス、今われわれは、かつては栄華を誇った帝国の滅亡という、偉大なる瞬間に立ち会っている。だが、この今、私の胸を占めているのは勝者の喜びではない。いつかは我がローマも、これと同じときを迎えるであろうという哀愁なのだ (スキピオ・エミリアヌス)
アメポテ・ウェーブカット・サワークリームオニオン味を食べる
さて、今回はアメポテのサワークリームオニオン味である。先日のブログに書いたとおり、サワークリームオニオン味と言えば、のプリングルスの味が落ちてしまったため、この味の後継者を早急に探さなければならない。
というわけで、というわけでもないのだが、近所のスーパーで見つけたこのアメポテにその役割を期待したい。実際、アメポテは以前しお味を食べているのだが、塩味が効いていてなかなか美味しかったので、こいつにも期待が持てるというわけである。
実際のお味であるが、プリングルスの後継者を担うに足るけっこうなクオリティ。味のパウダーもしっかりかかっているが、厚切りのウェーブカットであるため、ポテチ自体からじゃがいもの風味を感じられる。プリングルスは成形タイプのポテチだから、噛めば口の中で粉になっていく感じに近いが、こちらはバリバリと噛み砕いていく感じだ。味付けはアメポテのほうが濃い。二つを食べ比べた場合、アメポテを先に食べると、プリングルスの味が薄く感じる。
どちらが好きかは嗜好の問題だが、サワークリームオニオン味にはやはりそれなりに味の濃さを期待する私個人としてはアメポテに軍配を上げたい。
サワークリームについて
件のサワークリームオニオンであるが、日本ではポテチのフレーバー以外としてはやや知名度に低い調味料といえる。しかし、海外ではよく見かける味である。サワークリームオニオン味は、日本人からすればのり塩味のような存在なのかもしれない。日本人にとっては海苔は馴染みの食材だから。
そんな中で日本でのサワークリーム認知度を上げようと頑張っている企業がある。生クリームやヨーグルトといった乳製品を製造する中沢グループである。
日本でのサワークリームの認知度を上げるべく、中沢グループは3月8日を「サワークリームの日」に制定したそうだ。3=サ、8=ワー、ということだろう。単純明快、非常にわかりやすい語呂合わせである。
もっともこのサワークリームの日自体の認知度はいかほどだろうか。私自身、このブログ記事を書くためにネットで検索したらたまたま見つけて知ったくちであるから。
ついでに中沢グループの紹介をもう少し続けたい。同社の沿革を見ると、新橋駅付近で開始した牧場事業がはじまりという。今日の新橋駅を知る身としては、あんなところに牧場があったとは俄かに信じがたい。もっとも品川そばの芝浦には大きなと畜場があるから、そのあたりに畜産業や関連施設があるのは実は不思議なことではないとも言える。
プリングルスの栄華は過ぎ去り、サワークリームオニオン味の後継者を探す旅は続く。アメポテはなかなかのレベルであった。これを超えるものは現れるだろうか。
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