イケアのPotatischips Saltade(ポテトチップス塩味)を食べる
郷に入れば郷に従え(ことわざ)
イケアのPotatischips Saltade(ポテトチップス塩味)を食べる
今回はイケアのポテチである。味は塩味。もう一つサワークリームオニオン味があり、その実食談は後日アップしたい。
味付けは塩だけという海外でよく見かける塩味ポテチである。量は150グラム、厚切りポテチ。袋の大きさだけを見ると150グラムも入っているように見えないが、持ってみるとズッシリと重い。
で、味はどうかと言えば、かなり塩味を効かせてある。というか、かなりしょっぱい。150グラム一気に食べると相当ノドが渇くと思う。攻撃的な塩味というべきか。さすがの私も一気喰いを躊躇う。
油が少し酸化しているように感じるのはパッケージの性能のせいかもしれない。パッケージの性能が悪いと中身が酸化しやすいからだ。
原材料名によれば添加物は使用されていない。その意味では添加物が苦手な人には支持されるかもしれないが、果たしてこのポテチが健康的かと言われればかなり疑問だ。添加物を入れずに味が物足りなくなって、それを補うために塩味を強めに効かせるとしたら、もはやどっちが健康的か判別不能だろう。私はポテチに健康を求めていないからどちらでもいいのだが、反対に健康重視派からすれば、どちらも食べるべきではないという結論にたどり着きそうだ。
ポテチは日本的な進化を遂げたのか?
ところで話の方向性が少し変わるのだが、このブログを書くようになってからポテチの原材料名なんかも意識するようになった。健康のためというよりは、各ポテチの特徴を知るのが面白くなったからである。正直それによってこれといった分析が出来ているわけでもないのだが、これまでこのブログで紹介したポテチを振り返ると、海外勢より日本勢のほうが添加物が多く含まれているように思える。加えて、昆布パウダーとか鰹節パウダーなんかも含まれている。
あくまで思いつきなのだが、この傾向の背後には日本食の出汁文化が関係しているように思えるのだ。何をもって日本食というかの定義はいろいろあろうが、出汁は日本食の象徴と言っても過言ではなかろう。
出汁がないと何だか物足りなく感じてしまう。われわれ日本人は塩胡椒だけの味付けには満足できないのである。料理の前面には出てこないが、それでいて料理のベースとなる深みを加える出汁の存在が、われわれがものを食べたときに美味い!と感じられるかどうかを大きく左右するのである。だからこそ単に塩味ポテチを作るにしても、塩だけでは美味しいセンサーが刺激されないのではなかろうか。
とすれば、出汁的要素を加えている日本のポテチは日本食化したポテチと言ってもあながち間違いではない。さすがにポテチを日本食と言うつもりはないが、日本の風土に合うようメーカーの方々による努力の結果、日本独自の進化が加味された食べ物と言ってもいいと思うのである。
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