ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

カルビーの堅あげポテトうすしお味を食べる

 

豚に念仏、猫に経(何の意味もなさないたとえを表すことわざ)

 

 

カルビーの堅あげポテトうすしお味を食べる

今回はカルビーの堅あげポテトうすしお味である。文字通りぶ厚めの堅あげのポテチ。厚切りとは違いバリバリとした食感を楽しめる。噛み砕くという表現がぴったりだ。堅あげポテトはもはや定番だから敢えてその美味しさについてクドクド書く必要はあるまい。私はこの堅あげポテトが好きでよく買ってしまう。

 

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ポテチの起源

ところで堅あげポテトのパッケージの裏面にはポテチの歴史が書いてある。それによるとアメリカのサラトガにあるホテルに訪れたわがままな客の要望に応えたことがポテチのルーツとされる。客が薄くスライスして揚げるよう要望したのか、客の要望以上に薄くスライスして揚げたことがかえってウケたのかは微妙に違うところだが、サラトガのシェフであるジョージ・クラムの発明とする点は共通である。

 

ポテトチップス - Wikipedia

 

しかし、私が以前の記事に掲載したとおり、イギリスのテレグラフ紙はクラムの発明よりもさらに昔の19世紀前半にはすでにポテチが存在していたとする。要するに、ポテチの起源はイギリスにあり、とテレグラフ紙は主張したいのである。

 

mtautumn.hateblo.jp

 

Dr William Kitchiner's early 19th century compendium The Cook's Oracle, enjoined readers to “peel large potatoes... cut them in shavings round and round, as you would peel a lemon; dry them well in a clean cloth, and fry them in lard or dripping.” Americans like to tell the tale of how chef George Crum invented potato chips as an angry response to a fussy diner and accidentally created a delicacy, but he wasn't born when Kitchiner's tome was published by the good folk at Robinson and Bent. As far as these things can ever be settled, the British got there first.

 

www.telegraph.co.uk

 

テレグラフ紙の記事が説明するように、英国のキッチナー氏が書いた「料理人の神託」という本にすでにポテチの作り方が書いてあった。それによると、ポテトを丸く薄切りにし、キレイな布の上で乾かし、ラードまたは肉の油で揚げて作るとされる。

 

ポテチの発祥をめぐる論争それ自体も興味深いが、テレグラフ紙の記事で面白いのは、19世紀のポテチはラードで揚げられていたということである。他方、今日のポテチはほぼすべてが植物油で揚げられている。簡単に検索した程度であるが、ラードで揚げたポテチを検索しても個人で作りましたという記事はあったが、日本のメーカーで作っているところはないようである。英語で「lard」と「potato chips」で検索すると少しヒットする。

 

残念ながらお店の名前は忘れてしまったが、以前ベルギービールのお店でラードで揚げたフライドポテトを食べたことがあった。ラードで揚げたフライドポテトはとてもコクがあって美味しかった。ということはポテチもラードで作ればさらに美味しく出来上がる可能性があるわけで、市販されていない以上、今度自らの手で作ってみようと思うのであった。豚への念仏は無意味であっても、豚つながりでもラードからはとても有意義なポテチを作ることができるであろう(冒頭のことわざと強引に結びつける。。。)。

 

 

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