ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

Mikesell'sのOld FashionedのOriginalを食べる

狐疑逡巡(ことわざ、なかなか決心がつかず、ぐずぐずしているという意味)

 

 

今回はMikesell'sのOld fashionedのOriginal

今回はMikesell'sのOld FashionedのOriginalである。

 

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日本ではそれほど見かけないブランドであるが、先日ジャカルタに出張する機会があり、当地の高級スーパーで購入したものである。ならば、インドネシアの地場のポテチを食べるべきだ、という批判を紳士淑女の皆さまから受けそうで、実際私もそれに激しく同意するのだが、けっこうな数のポテチが棚に陳列されていて、結局どれを選んでいいかわからなくなってしまったのである。

 

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↑一面にポテチ

いざという時に頼りにならない本性を露呈してしまった感があるが、それはさておきジャカルタは街並みだけ見れば完全に先進国。高級スーパーともなれば日本の高級スーパーとも遜色ないレベルであり、アメリカのこだわりポテチも当たり前のように棚に鎮座する。昨今のジャカルタは日本のサードウェーブコーヒーのようなオシャレカフェが続々と誕生しており、ポテチあり、美味しいコーヒーありとカウチポテチスト(?)にはなかなか悪くない環境だ。ただし酒は少ない。そこまで厳格ではないとはいえ、イスラム教の国だからだ。そういう意味ではおつまみ系のポテチの出番は限られそうだ。

 

Mikesell'sという会社

で、このMikesell'sという会社、アメリカのオハイオ州デイトンに本社を構えるポテチやスナック菓子メーカーである。創業はなんと1910年。100年以上の歴史を持つ老舗スナック菓子メーカーである。カルビーが1949年の創業だから、Mikesell'sがいかに古いかがわかるだろう。ポテチ発祥国の貫禄たっぷりだ。

創業者のダニエルは、安価な植物油があるにもかかわらず、こだわって高価な植物油を使ったらしい。洋の東西を問わず、こだわって作られたものは支持される。価格にもよるが、どこにでもあるものよりも、希少なもののほうがお金を支払うインセンティブがあるというものだ。美男美女を求めてしまうのも同じようなもの。希少だからこそ価値があり、誰もが欲し、運良く獲得した人は他人に見せびらかすのである。

Shortly thereafter, he began producing "Saratoga Chips," named for the place they were discovered. Instead of standard inexpensive vegetable oil, Daniel was committed to preparing his potato chips in premium oil — giving them a unique taste and texture.*1


主に流通しているのは、オハイオ州ケンタッキー州インディアナ州イリノイ州。たびたびアメリカに出張に行ったことはあるが、これまであまり見かけたことがなかった。これらの州に行く機会はあまりなく、行ったとしてもわずかの滞在でポテチを物色している時間はほとんどなかった。どうりでこれまで見かけたことがなかったわけだ。

 

今回食べたOriginal(塩味)のほかには、ピリ辛バーベキュー味、ハニーバベーキュー味、グリーンオニオン味、チーズ&サワークリーム味など多種多様な味がある*2

 

実食

で、肝心な味であるが、典型的なアメリカの塩味ポテチ。すなわち、味付けは基本的に塩のみというあれである。しかしながら、最近は以前より味を意識して食べるせいか、以前はかなり物足りなく感じた塩だけ味付けにも慣れてきて、これはこれでシンプルでいいなぁ、と思うことも増えた。

 

遠くインドネシアまで運ばれたせいか、やや酸化しているような気がしなくもなかったが、口に入れるとパサっと軽やかに崩れる。脆いわけではなく、(風の谷のナウシカの登場する)腐海が汚染された土を無毒化する過程で生成された結晶がパリンって割れるように、清らかに崩れる。

これまた海外のポテチらしく大容量の170グラム。アメリカ人がどのくらいのペースで一袋を開けるのか私はわからないが、こんなのをしょっちゅう食べてたらそりゃ太るよなぁ、と再認識させられたのであった。

 

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