ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

フラ印のマウイチップス・カイソルト味を食べる

行きたければ自信を持って行きなさい(ハワイのことわざ。自分が望むなら実現のために前に進め)

 

 

マウイチップス・カイソルト

今回はフラ印のカイソルトである。個人的に日本屈指の美味さを誇るポテチだと思ってる。コンビニやスーパーには必ずしも置いてあるわけではないが、成城石井には高確率で置いてある。成城石井にある事実が示すとおり、価格帯はカルビー湖池屋のそれよりはお高め。しかし、それだけの価格を支払う価値ありの絶品ポテチだ。頑張った自分へのご褒美、折れそうな心への励まし、大事な仕事の前の気合入れ、様々な人生の重大局面を乗り切るためのエネルギーをこのポテチは私に与えてくれる。あらゆるポテチが偉大だが、このポテチはその中でもとりわけ高価、いや高貴にして偉大なポテチなのである。

 

商品情報|株式会社ソシオ工房

 

日本のポテチらしくアミノ酸系の調味料が含まれているが、それでも添加物は少なめでシンプルな味付けだ。

堅あげ仕様で、油を適度に吸い込んだ厚めのポテチには旨味が閉じ込められている。バリバリ噛み砕く食べ応えがある。ひとつひとつポテチを口に放り込み、ザクザクバリバリ音を立てて噛み砕く。堅あげポテチはカルビーにもあるが、フラ印はより硬質な感じだ。

 

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mtautumn.hateblo.jp

 

150グラムという多めの量もいい。勢いよく頬張ってもこの幸せはすぐには終わらないという安心感。ちょっと足りないくらいが丁度よいという考えもあろうが、時には飽きるくらいの幸せに満たされたいというときだってある。150グラムは溢れるほどの幸せを担保してくれる十分な量といえる。

 

株式会社ソシオ工房

この絶品ポテチを製造するのは株式会社ソシオ工房。

 

株式会社ソシオ工房

 

ただし、フラ印ブランドを創立したのはアメリカン・ポテトチップという会社で、その会社が解散、ブランドをソシオ工房が買い取ったというわけだ。

 

日本のポテチ界の巨頭といえばカルビー湖池屋の名が挙がるだろう。ポテチの発祥は米国ニューヨーク州サラトガのホテルとも言われるし、さらに遡れるという説もあるが、日本にポテチを持ち込んだのが実はそのアメリカン・ポテトチップの創業者濱田音四郎氏である。

 

終戦後、ハワイから帰国し、故郷で数年過ごした後、上京しました。当時の食糧事情のひどさに、驚き、ハワイにいる時に作り方を覚えたポテトチップスを製造・販売する会社の設立に努力しました。その際、銀行に何度も融資の相談に行き、「君の健康な体を担保にお金を貸す」という今では、考えられないスタートを切りました。アメリカン・ポテトチップスを設立した昭和20年代当初は、アメリカ軍のキャンプに納品していました。当時の日本人にとっては、ポテトチップスのどこがおいしいのかと見向きもされませんでした。氏がビアホールにアメリカの友人と一緒に行き、最高のおつまみであることを一生懸命説明してまわり、口コミで評判になりました。また高級ホテルのメニューに採用、スーパーマーケットとの取引が成功と事業が少しずつ軌道に乗り始めました。昭和30年代は高度成長経済と食の欧米化の波にも乗り、ポテトチップスもスナックとして多くの日本人に知られるようになりました。忘れてはならないこととして、ポテトチップスの製法を多くの方に教え、その方々がポテトチップスを販売することで広く普及しました*1

 

 

カイソルトのカイはハワイ語で「海」。日本語の音読みと同じなのは単なる偶然か? 

 

日経新聞のポテチランキングにポテチ戦国時代を想う

私自身とても大好きなポテチだが、先日日経新聞で大人のポテチランキングという悩殺的な特集が組まれており、その中で第6位に輝いていた。そうであろう、そうであろうと思わず頷いてしまった。

 

ランキングにはこだわりポテチが並ぶが、それにしても今の日本はさながらポテチ戦国時代の様相を呈している。大手は毎週のように新作を投じてくるし、日本各地にこだわりポテチを作るメーカーが存在する。今さら感があって敢えてなのかもしれないが、かの有名な菊水堂は日経新聞のランキングから漏れている。じゃがいも感が際立ち油っぽさも感じさせない菊水堂のポテチは相当な逸品だと思うが、それでもランキングに入らないとすれば、日本のポテチ戦国時代はかなりクレージーな次元に突入していると言わざるをえない。

 

 

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ポテチとて少子高齢化による市場縮小は人ごとではないハズ。まして健康志向の興隆という激しい逆風が吹いている。にもかかわらず日経新聞曰くポテチブームというのだから、フシギといえばフシギ。国産アピールや添加物フリーはそんな逆風の中を生き残る生産者の工夫だろうか。健康でなければ不健康なポテチを満足に食べることもできないという逆説的関係にあるわけで、その意味でほどほどであれば健康志向はむしろ歓迎すべきともいえる。今のところ私の健康診断の数値は良好であるので、今後も健康に気をつけながらポテチを食べるという楽しさを享受し続けたい。

 

食べたいと思ったら自信を持って食べる、そんな自分であり続けたい。

 

ごちそうさま。次は何を食べようか。

 

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