カルビーのポテリッチ濃厚バター醤油味を食べる
牛に経文 (ことわざ。いくら説いても効き目がないたとえ)
なぜポテチを食べるのか
ポテチを食べるのはなぜだろう?この問いの対象をスナック菓子全般に広げてもいい。事実、私はポテチに限らずスナック菓子はほとんど好きであり、ただ、とはいえダントツに好きなのはやはりポテチなのである。
しかし、タバコほどではないにせよ、健康的側面からすれば蛇蝎のごとく嫌われるポテチをなぜに私は好きなのだろうか?私はタバコを吸わないので愛煙家の気持ちはわからない。タバコを吸わない人間からすればあんなに苦いものを嗜好する感覚がまったく理解できないが、同じ意見はポテチストに向けられても不思議ではない。
それでもやっぱり私はポテチが好きだから食べてしまう。はっきりと美味しいと知覚したうえで私はポテチを食べているのである。健康に悪いのに食べるなんてあたかも自傷行為のようでさえあるが、決して自分を罰するためにポテチを食べているわけではない。
今日のところは好きだから食べるという平凡な答えにしかたどり着けなかったが、いずれは深層心理レベルから解き明かさなければならないのだろう。
ポテリッチ濃厚醤油バター味
さて、今日はカルビーのポテリッチ濃厚バター醤油味である。来年3月までの期間限定商品だ。
「北海道産バターの深いコク」と北海道産バターをアピールするが、本作に限らず、日本のバター味で使用されるバターは、北海道産のバターなのではないかという気もする。というのも日本国内のバターの大半は国内産だからであり、国内産の8割以上が北海道産だからである。その意味ではポテチにエシレバターを使いましたーと言ったほうがインパクトはあるかもしれない。
湖池屋が従来から国産を使っていたにもかかわらずこだわり感をアピールするために「日本産」を前面に押し出し始めたというのは先日書いたとおりだが、カルビーの北海道産アピールも同じ文脈で捉えられるものなのだろう。
という話はさておき、ポテリッチの実食だが、ポテリッチのいいところは厚切りなところ。噛んで舌の上でころがせば、厚めのポテチから染み出したほどよい油と味付けが舌に染み渡る。どこらへんがリッチなのかと問われるとウッと答えに窮するのは否定はできないが、バター醤油という味付けは鉄板中の鉄板だ。
バターも醤油も火にかければ人をダメにする殺人的に誘惑的な香りを発する。手を替え品を替え、たびたびバター醤油味のポテチが世に送り出されるのはバターと醤油の持つ悪魔的な魅力ゆえであろう。そして性懲りもなく私はコンビニの、スーパーの棚に陳列されるバター醤油ポテチに手を伸ばすのである。私にバター醤油ポテチを食べるなと言ってもムダである。
ごちそうさま。さて次は何を食べようか。
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