ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

磯山商事の18禁カレーのカレーチップスを食べる

善行は、お返しが出来ると思われる限りは、快く受け取られる。その限度を超えると、感謝の代わりに憎悪が返ってくるモンテーニュ

 

 

磯山商事の18禁カレーのカレーチップスを食べる。

今回は磯山商事の18禁カレーのカレーチップスである。18禁である理由はその辛さだ。媚薬が入っているからではない。私がアマゾンでポテチを検索したところ発見したもので、インパクトに惹かれて思わずワンクリックで購入してしまった。値段は80グラムで1349円だからかなりの高級品だ。通常のポテチの約10倍の値段である。

 

www.isoyama-shoji.co.jp

 

磯山商事のウェブサイトによると、超痛辛い「ブットジョロキア」という唐辛子が使われている。その辛さはなんとタバスコの200倍。

私の辛さ耐性は人並みにはある。激辛大歓迎というほどではないが、もしかしたら平均よりはやや強いほうかもしれない。唐辛子の辣系も、山椒の麻系も、いずれも大丈夫だ。東京都内のラーメン好きにしかわからない喩えだろうが、私の辛さ耐性レベルをラーメンで表せば、都内の辛味系ラーメンとして有名な蒙古タンメン中本だと「北極」は無理そうなので食べたことないが、ノーマルな蒙古タンメンは余裕。神田駅近くの辛味系ラーメンの名店、鬼金棒だとカラシビのレベルが五段階中上から二番目だと食べられるには食べられるが、心地よく美味しさを味わう余裕はない。辛いラーメンそれ自体はとても好きだから、これらの諸要素を総合すると私の辛さ耐性レベルは人並みかやや上くらいのレベルといったところと思われる。読者諸賢が本商品の辛さに関する私の感想を参考にするときは、私の辛さ耐性レベルがその程度ということを念頭に置いていただきたい。

 

そんな人並みの辛さ耐久力しかない私がなぜこのポテチに手を出したのかといえば、もちろんポテチ好きだからだし、辛いものも好きだからだし、それゆえ私が本商品を手に取っても私の嗜好的にまったくおかしいことではないのだが、正直な心情を吐露すれば、たまには珍しいポテチにも触れておかないとこのブログ自体がマンネリ化するし、さらに正直に言えば、ちょっと変わったポテチに手を出したほうが、このブログの読者数やPV数が上がるのではないか、という下心があることは否定できない。

激辛ポテチを食べてブログでそれをレビューすることは何ら違法行為でも迷惑行為でもないのだが、世間の耳目を集めるために過激な行為に及び、外道の道に堕ちてゆくユーチューバーやバカッターたちの心境はさしづめこのようなものなのかもしれない。

 

激辛ポテチを実食する

さて、実食である。普通のポテチに辛味パウダーが別に添付されている。ポテチの袋に辛味パウダーを加えシャカシャカすれば激辛カレーポテチの出来上がりというわけだ。辛味パウダーの量で辛さを調節できるが、私はすべて投入した。辛味パウダー投入前は薄い塩味ポテチといったところで、特筆すべき要素は何もない。堅さの質もよくもなければ悪くもないといったところ。

 

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辛味パウダー全投入バージョンを実食。

 

 

・・・

 

 

食べられなくはない。

 

食べられなくはないが、あとからビリビリという辛味が口の中を襲う。

 

食べられなくはないが、また、耐えられないほどでもないが、すぐに2枚目に手を伸ばそうという気分にはなれない。

 

食べられなくはないが、とても辛くて美味しいという快感はまったく感じられない。ただただひたすらに辛いだけだ。辛味の中に旨味が、、、というグルメレポーターが言いそうなコメントはまったく当てはまらない。旨味などは微塵もなく、ただひたすらに辛いだけである。

 

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私は3枚食べたところでつらくなったので、なんとかこの辛さをマイルドにできないかとマヨネーズをつけて食べてみたところ(ししゃもに唐辛子とマヨネーズをつけるイメージ)、だいぶマイルドにはなるがたっぷりつけなければ効果はない。このペースでは完食するためにマヨネーズ1ダースが必要になってしまう。まだ完食できていないが、残りは砕いてサラダに混ぜる等、調味料として使っていきたいと思う。

 

辛味が超大好きなクレージーな人でなければ、このポテチの存在意義は、パーティー向けで、「うっわー、やべー、ちょーかれー」と皆でワイワイ盛り上がるためだけにあるのだと私は思った。カラムーチョ等、辛味を謳うポテチは数多けれど、この18禁カレーチップスはそれらを軽く凌駕する。世の中に辛味ポテチのほどほどという基準があるとすれば、このポテチは完全にやり過ぎのレベルである。

 

磯山商事とは?

そもそもこの激辛ポテチを世に送り出した磯山商事とは何者か?

ウェブサイトの情報をまとめると、所在地は茨城県鉾田市、創業は1979年4月。実は私も1979年4月生まれ。なんと、激辛ポテチを製造するやや変わった感性をしているこの会社は私と同い年だったのである。この偶然を光栄に思うべきか、それとも嘆けばいいのか判断に迷うところだ。事業内容は、「農産物の一次加工業・惣菜・漬物製造業・食品の冷凍冷蔵業・レトルト食品、缶詰、瓶詰め製品の製造業・生鮮・加工・冷凍食品の研究、開発」と、これだけ見ればそんなデンジャラスなスナック菓子を製造しているとは想像できない。ウェブサイトのつくり自体、むしろ牧歌的でさえある。

 

■■■株式会社磯山商事■■■

 

が、冒頭に掲載しておいたリンクを見た方はすでにおわかりだろうが、18禁カレーの特設ページだけがやけに異色で妙な悪ふざけ感が満載だ。特設ページを見れば18禁カレーが「おもしろそうじゃん??」というノリだけで考案されたに違いない、と読者諸賢も断言できるだろう。

 

www.isoyama-shoji.co.jp

 

大手ポテチメーカーの中でこれまで異色を放ってきたのはわさビーフを擁する山芳であった。それに勝るとも劣らないエッジの効いたメーカーが茨城の在野に潜んでいた(実際は潜んでなんかおらず、単に私の不勉強ゆえに知らなかっただけだが)。同社の18禁カレーはすでに数種類が製造されているが、カレーポテチもさらなる進化を遂げるのだろうか。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

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