ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

オサダのうす塩ガーリック味を食べる

匂いほど、過去をはっきり思い出させてくれるものはないチャーチル) 

 

 

オサダのうす塩ガーリック味を食べる 

今回はオサダのうす塩ガーリック味ポテチである。渋谷の東急に入っている成城石井で買った。成城石井ならどの店舗でも買えるのかはわからない。

 

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このうす塩ガーリック味と聞けばどれほどジャンキーな味だろうかと思わず想像が膨らむことと思うし、私自身とても想像が膨らんでいた。

しかし、実食してみるとわ豈図らんや実にシンプルなポテチである。よくよく原材料名を見てみれば、味付けは塩とガーリックパウダーだけだ。なるほど、どおりでシンプルなはずである。

 

シンプルなだけにガーリックの存在感がとても強い。ジャンキー系ガーリック味は様々な要素が加味されているぶん、ガーリックのインパクトが相対的に薄れているし、食べ終わった後に誰かに「は〜」っと息を吹きかけてもガーリック臭を感じ取られることはほとんどないだろう。その点このうすしおガーリック味はしっかりとその余韻を口の中に残す。人と近接する予定のある人は絶対に食べてはならない。

ガーリック味というよりはニンニク味、ニンニク味というよりは大蒜味という表記のほうがピッタリだ。ガーリック味なんていう洒落っ気はまったくなく、むしろ大蒜という無骨な表現こそふさわしい。地に根をしっかり張った安定感がこのポテチにはある。大蒜にここまで正面から向き合って作られたポテチは少ないと思う。大蒜の名を商品名に冠する正当な資格を有するといえよう。ほんのりと効いた塩味とニンニクが食欲を刺戟する。

 

反対に「今日はジャンキーなものを食いたいぜー、ヒャッハー」みたいな気分のときはむしろ物足りなさを感じるかもしれない。六本木の夜にくり出すつもりが、どうしたわけか田舎の禅寺にたどり着いてしまったというか。目的地が違うと言ってそこで引き返すのも人生だが、乗りかかった船だと言って座禅でも組めば六本木とは違う充実感を得ることができるだろう。このポテチの良さを例えるならさしづめこういったところか。もちろん読者諸賢が想像するとおりこの例え話で伝わるとは私自身思っていない。

 

株式会社オサダ

では、この無骨で清らかな心を持つポテチを製造した株式会社オサダとはいかなる会社なのか。

 

所在地は長野県中野市。無臭にんにく製品やニンニク粉末を製造する会社だ。本製品は無臭ではなかったような気がするものの、お菓子メーカーではなくニンニク専門の会社がつくったポテチだったわけで、なるほどだからこそニンニクの存在感たっぷりのポテチだったというわけだ。納得である。

同社ウェブサイトでもニンニクポテチが紹介されている。今回食べたニンニクポテチとはパッケージが異なるが、会社の所在地が同じだから、同じ会社がつくったものと推測される。

 

www.ninnikufirm.com

 

この会社が成城石井に営業したのか、それとも成城石井のバイヤーが見つけ出したのか、いずれにせよ長野県の小さな会社がつくったこだわりポテチが東京のど真ん中で買えるのは何とも幸せなことである。本ポテチを売ることを決断した成城石井の決断に大天晴れをあげたい。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか 

 

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