テラフーズの超!ゆずこしょう味を食べる
テラフーズの超!ゆずこしょう味
今回はテラフーズの超ゆずこしょうポテトチップスを食べた。会社近くのナチュラルローソンで購入。
油で揚げないノンフライ製法で作られている。
45グラムで197キロカロリー。1グラムあたり約4.4キロカロリー。
通常のポテチが80グラムで450キロカロリーとすると、1グラムあたり約5.6キロカロリーだから、通常ポテチの8割くらいのカロリーということになる。20パーセントもカットされるなんてすごい、となるか、油で揚げなくても思いのほかカロリーってあるもんだな、となるかは人それぞれであろう。
私は後者である。計算してみて思ったほど減らないことに驚いた。
とはいえ、チリも積もれば山となる。毎日ポテチを食べるならば、20パーセントのカロリー削減は健康面から見てとてもナイスなことである。健康のためにポテチをやめる気は無いとしても、健康であるに越したことはないし、逆説的ながら健康でなければポテチは食べられない。病気になってドクターストップがかかったら、どんなに食べたくてもポテチを食べることが出来ないからだ。そこまで極端でなくても、あまりに太ったりすれば家族友人から窘められてしまうだろう。
実食
健康とポテチの両立を夢見て、実食である。
率直な感想としては、ポテチっぽくない。油で揚げないとこうも変わるか、と思うほど。完全にポテチとは別の食べ物である。口当たりはとても軽い。えびせんをさらに軽くした感じ、と言ったら一番イメージに近いだろうか。
私個人の感想としてはポテチに期待する食べ応えや中毒性は感じられなかった。ポテチですよー、って言われてこのお菓子が出てきたら、正直期待ハズレって感じてしまう。
ハンバーグだと思っていたら、豆腐ハンバーグだった、みたいな。
豆腐ハンバーグは豆腐ハンバーグで美味しいように、テラフーズの柚子こしょうポテチもお菓子としては美味しい。柚子こしょうの風味がきっちり効いていて、ピリリと刺激的。
ポテチという先入観がなければ、ジャガイモスナック菓子として成立していただろうし、健康上の理由により通常のポテチを食べられない、だけどポテチは食べたいという人にとっては福音に違いない。
ただ、値段は高い。ロットが少ないから単価が高くなるのか、こだわり素材&製法だから高くなるのか。
株式会社テラフーズ
テラフーズは創業が2000年、会社設立が2013年というポテチ界の新興勢力である。事業内容を同社のウェブサイトから抜粋しよう。
独自の膨化技術および遠赤外線焼成による特許製法を用いた、ノンフライのポテトチップスなどスナック菓子の開発、製造、販売およびライセンス供与事業。
遠赤焼成加工食品の開発、製造、販売。製造設備の開発、販売。
これまた最近の会社らしく新商品開発のためにクラウドファンディングをやっている。私が食べたポテチはどうやらクラウドファンディングで開発された商品だったようだ。ノンフライで健康的なポテチ、たしかにクラウドファンディングにもってこいのテーマである。
ちなみにこちらの紹介記事だと、カロリーは通常のポテチの三分の一程度とされる。実際のカロリー表示に基づくと、三分の一までにはならないように思うが、私の計算方法が間違っているのかもしれない。
こう書くと、なんかテラフーズをディスってるように見えてしまって本望ではないので、テラフーズポテチのすごいところ、すなわち、フレーバーとなる原料をジャガイモにそのまま練りこむことができる技術について触れておこう。
通常のポテチはフレーバーを吹き付けて味付けをする。対してテラフーズのポテチはフレーバーをジャガイモに練りこむ。じゃあ、それによってどういう違いが生じるのって話なわけだが、それによって原料の風味を感じられるようになるらしい。
言われてからこう言うのは後出しジャンケンのようだが、確かに柚子胡椒はかなりピリッと刺激的な風味が際立っていたのだ。そうか、そもそもフレーバーの付け方が通常ポテチと違うのか、と聞けば納得である。
食べ応えという点では個人的には物足りないものの、新たなフレーバーの可能性を切り拓くテラフーズに今後も注目する必要がありそうだ。ナチュラルローソンには塩味とか他にもフレーバーが売っていたから、まずはそのあたりを試そうか。
ごちそうさま。次は何味を食べようか。
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