ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

湖池屋の塩味ポテチの食べ比べ〜プライドポテトの本格うすしお、平釜の塩、東急ストア限定のSalt Only〜

 

  

湖池屋の塩味系ポテチを食べる

地元の東急ストアで買ったポテチを食べた。東急ストアに限らず売られているプライドポテトの「本格うすしお味」と「長崎 平釜の塩」と、もう一つは東急ストア限定とされる「Salt Only」。原材料名を見ると、本格うすしお味と平釜の塩には昆布エキスパウダーなど塩以外の材料が使用されているのに対して、Salt Onlyは文字通り塩のみの味付け。パッケージはプライドポテトシリーズと同じ縦型タイプなり。一瞬プライドポテトシリーズの最新作かと思ったが、パッケージを見る限りそうではないようだ(パッケージの写真は本文の最後に掲載)。

 

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プライドポテトシリーズの裏面の料理人さんは誰? 

Salt Onlyは63グラムで148円。スーパーではその量のポテチがセール品として100円未満で売られていることが多いから、この金額はスーパーのポテチとしては破格と言ってよい。

これは、湖池屋の戦略が奏功している証であろう。湖池屋のポテチに限らないが、ポテチというのはスーパーでの特番が常態化し、完全なるコモディティー商品となっている。それゆえ、われわれ消費者としては美味しいポテチを安価に食べられる恩恵に浴しているわけだが、売る方としてはもっと高い値段で売りたかろう。とはいえ、余程こだわりのある人でない限り、たとえばうすしお味を買う場合、湖池屋でもカルビーでもどっちでもいいという人が大半のはずだ。したがって、湖池屋が高く売りたいと思って値上げしても、カルビーが安い値段に据え置くと、客がカルビーに取られてしまう。

そこでカルビーとは差別化し、高価格でも売れるポテチとして発売されたのが、湖池屋のプライドポテトシリーズだったというわけである。

 

プライドポテトシリーズを買った人であれば気づいているだろうが、パッケージの裏側には料理人さんの写真が掲載されている。私自身、実在の料理人だと思っていたのだが、実は違って、湖池屋マーケティング本部商品開発部の部長である白井秀隆さんという方だそうだ(「ものつくるひと 第95回『KOIKEYA PRIDE POTATO』白井秀隆」『ダイヤモンド』2017年11月18日号、127頁)。

白井さん自身が望んだわけではなく、湖池屋品質の考え方のひとつに「料理人がいる湖池屋」という素材のうまさを引き出すという考え方があること、商品に携わった人の想いが宿っていなければならない、ということで、社長のアイデアにより白井さんがパッケージの裏面を飾ることになったのである(同上、127頁)。

 

こういう新しい発想を盛り込んでくるあたり、プライドポテトにかける湖池屋の熱い想いが伝わってくる。

 

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実食

それで、食べた感想であるが、Salt Only→本格うすしお→平釜の塩の順番で、まぐろ節や昆布といった旨み系に味が効いてくる。食べ比べでなければ、平釜の塩は、もっともポピュラーなうすしお系の味と感じるが、旨み系の原材料を含まないSalt Onlyと食べ比べると、むしろ「出汁味?」と感じるほど、旨み系の味が強くなっている。食べるにつれて舌が慣れるのか、平釜の塩味でも塩を感じられるようになる。平釜の塩は堅揚げほどではないが、やや厚みがあって食べ応えがある。

全体的に油切れがよく軽い口当たり。本格うすしおはほんのりとしたまぐろ節の風味。単独で食べればまぐろ節が入っていると気づかないくらいのほんのり加減。塩だけで味付けしたポテチは海外ではよく見かけるが、それらの海外勢に比べてSalt Onlyは、だいぶ油っぽくないように思う。じゃがいもを油で揚げるという単純極まりないお菓子。ノンフライポテチは物足りなく感じるが、さりとて油っぽい(もしくは酸化している)ポテチはポテチ本来の美味しさが損なわれている。だから、油っぽくなく軽い口当たりを実現するのは単純なお菓子だからこそ重要になるのであり、湖池屋のポテチのクオリティは同社がポテチ製造の工程をしっかり磨き上げたからこそ実現した成果なのである。

 

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今回食べた3つの中でどれが最も好みかと問われれば、私はしょっぱ口なので平釜の塩が一番好みである。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

ちなみに湖池屋のポテチといえば、こういった記事も書いているので、ご高覧いただきたい。

 

mtautumn.hateblo.jp

 

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