セブンプレミアムの石垣の塩味、ハロウィンバージョンを食べる
渋谷を中心に日本各地を騒乱に陥れたハロウィンが終わった。私はハロウィンとは無縁の生活を送っているが、仕事帰りにはちらほらハロウィン関係者と思しき人たちを見かけたし、近所のインターナショナル系幼稚園では仮装して子供たちが通園していた。子供たちの仮装姿は微笑ましいが、今年はいつになくハロウィンの弊害が目立つ年だった印象があり、今年を節目にハロウィンを容認する人たちは減るかもしれない。みんなが騒げるお祭りの存在の意義は否定しないが、何事も度が過ぎてはなるまい。
さて、ハロウィンが終わって世の中が落ち着きを取り戻したところで、私なりのハロウィン、すなわちハロウィンポテチを振り返りたいと思う。
食べたのはセブンプレミアムの石垣の塩味のハロウィンバージョン。普段の石垣の塩味と同じだが、ハロウィンだけあってサイズが大きい。一袋で210グラム、総カロリー約1100キロカロリーという猛者である。要するにパーティーサイズ。パーティーサイズだがハロウィンで騒ぐ予定もパーティーをする予定もない私は、当然一人でハロウィンポテチを平らげた。210グラムとなれば、かなりの食べ応えである。
味はベーシックな塩味であるが、個人的にはカルビーや湖池屋の定番うすしお味に比べると味は濃い目に感じる。厚切りだし、今日はちょっと味濃いめの食べ応えあるポテチを食べたい、という気分のときに私はセブンプレミアムの石垣の塩味をよく食べる。通常は150グラム。それでもコンビニの通常サイズが85グラムだから約1.8倍。満足感を得るには十分なサイズだ。
ポテチはジャガイモ、油、粉が織りなす総合芸術とはめしばな刑事タチバナの弁だが、厚切りポテチは厚切りなだけに、油の存在感が増す。だから油っぽくてやだという人もいるだろうし、もちろん私だってライトなポテチを食べたいときもある。
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だが、逆にパンチ力あるポテチを食べたいときもあるわけで、そういうときは厚切りのポテチに染みた油を想像するだけで、口の中に唾液が溢れる。すぐに喉の奥に押し込むようなことはよくない。噛み砕いたポテチを口の中で転がしながら、濃いめの塩味と多めの油のハーモニーを楽しむ。唐揚げを食べたときのジュッと油と旨味が口に広がるのに近い感覚が口の中に訪れる。これが厚切りポテチの醍醐味だ。210グラムもあれば満足度も約1.5倍。
ごちそうさま。次は何味を食べようか。
ちなみにポテチ入門書を書いたので、ご関心のある方は是非。
表紙とかもっとこだわるべきだったのでしょうが、ポテチについて最も体系的に整理された本だと自負しています(Kindle Unlimitedならタダです)。
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