ポテチ猫

ポテチのネタを中心としたブログです。

カルビーのコンソメWパンチを食べる

 

カルビーコンソメパンチ

塩、のり塩コンソメ。ポテチのフレーバーでまっさきに思い浮かぶのがこの3つだろう。

その一角を占めるコンソメといえば、カルビーコンソメパンチ。多くのポテチメーカーがコンソメ味をつくっているが、コンソメといえばカルビーコンソメパンチの印象が最も強いんじゃないだろうか。カルビーうすしお味によってポテチ市場に参入したのが1975年。翌年ののりしお、そして1978年にコンソメパンチを発売。

 

商品名は当時の流行語「パンチがきいている」が由来になっており、「パンチ」は”元気のよい””勢いのある”という意味で使われていました。強く印象の残る新商品を発売したいという想いから「コンソメパンチ」と名付けられました。

 

www.calbee.co.jp

 

特にコンソメパンチは爆発的なヒットになったらしい。そういえば、2018年はコンソメパンチ誕生から40年の節目だったんだな。まったく気がついていなかった。迂闊だった。

 

コンソメWパンチを食べる

光り輝く金色のコンソメWパンチのパッケージ。その金色のパッケージを開封すると、中から薄くスライスされ琥珀色のパウダーをまとった美しい姿が現れる。風味豊かな香りが鼻を刺激し、食欲を促す。私の中に存在する食欲を抑える理性がこの時点で跡形もなく破壊される。コンソメパンチ免疫なんてない。何度見ても、何度パッケージを開けても、何度食べても、コンソメパンチの伸びる手を止めることはできない。私の視界に映るのは琥珀色の美しいポテチのみ。

 

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原料は、こんな感じ。

  • ジャガイモ
  • 植物油
  • チキンコンソメパウダー
  • 砂糖
  • 食塩
  • でん粉
  • 粉末しょうゆ
  • 粉末ソース
  • 香辛料
  • たまねぎエキスパウダー
  • ビーフコンソメパウダー
  • 粉末植物油脂
  • ミルポワパウダー
  • 野菜パウダー(トマト、にんじん)
  • トマトエキスパウダー
  • 香味チキンオイル
  • 梅肉パウダー
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 香料(ごまを含む)
  • カラメル色素
  • 酸味料
  • パプリカ色素
  • 甘味料(ステビア
  • 香辛料抽出物
  • ベニコウジ色素

 

健康狂いの人なら卒倒しそうなほどいろいろなものが入っているが、私などはこれを見ると開発者たちの試行錯誤と努力の跡を辿るような気がして楽しい。この組み合わせを編み出した職人芸にただただ関心するばかりだ。

 

ちなみに、見慣れない「ミルポワパウダー」とは、ミルポワ(たまねぎ、にんじん、セロリ)、にんにく、パセリなどをバターと白ワインと一緒に煮出したものをパウダー状にしたものだ*1

 

ただでさえ美味しいコンソメパンチ。そのコンソメ風味が2倍なのだ。美味しくないはずがない。ただ、コンソメWパンチはコンビニ限定発売なのだが、最近はコンビニでポテチを買うことが多くて、コンソメ味もコンソメWパンチが自分の中ではデフォになっていて、オリジナルのコンソメパンチとこのコンソメWパンチのどちらが通常なのかがもはやわからなくっている。

Wパンチが普通になっているから、コンソメ風味が2倍なのかどうかはもはや判別不能なんだが、そんなことはお構いなしに相変わらずこのコンソメ味っていうのは美味しいんだな。

うすしおのり塩に比べると複雑な味がする。そもそもコンソメはブイヨン(牛肉、鶏肉、魚などからとった出汁)に肉や野菜を加えて煮立てたもの。どこでコンソメスープを頼んでも、琥珀色の透き通ったスープが供されるわけだが、なんでもコンソメは濁っていてはいけないらしい。普通にこれらの材料を煮出せば相当にアクが出るはずだから、透き通ったコンソメスープを作るには相当な手間ひまがかかるのだろうな。

 

様々な材料が昇華された総和がコンソメ。各素材の痕跡を探すのは難しい。だから、コンソメ味はコンソメ味としか言いようがなくて、だからこそコンソメパンチ味はコンソメパンチ味としか言いようのない、オリジナルな味なのだ。誰が世界ではじめてコンソメ味ポテチを発明したかは知らないが、天才的なひらめきとしか言いようがない。出てくるのは賞賛の言葉のみ。

 

あっという間に完食。日々新しいポテチが世に送り出されているが、定番味の安定感は抜群だ。

 

ごちそうさま。次は何味を食べようか。

 

ちなみにポテチ入門書を書いたので、ご関心のある方は是非。

表紙とかもっとこだわるべきだったのでしょうが、ポテチについて最も体系的に整理された本だと自負しています(Kindle Unlimitedならタダです)。

 

 

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